法人の使命と目的

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理事長挨拶

 社会福祉法人わらしべ会は、1981年(昭和56年)3月に開設した。その前身である無認可の肢体不自由児療育施設わらしべ学園は、1978年(昭和53年)1月に現在地(枚方市長尾荒阪)にて産声を上げる。医学博士の村井正直(1926~2010)先生と陽子(1930~2010)先生ご夫妻による創設である。村井先生は、世界中のリハビリテーション施設を駆け巡り、最終地点が教育をベースとしたハンガリーのペトゥシステムであった。ハンガリー国以外では英国に次いでペトゥシステムを導入・展開したことは、彼の地では伝説となっている。なぜならば、当時の緊迫した東西冷戦時代には日本とハンガリー間では厳しい行動制限があり、そのような状況下での5人の幼児と6名のスタッフを半年間に渡る集団留学を挙行し、以後40年近い交流を続け、強固な絆が生まれたからである。その後、ハンガリーでも手付かずだった成人を対象としたアプローチを日本で行ったことが欧州諸国を始め多くの国々にペトゥシステムを普及させたことでも高い評価を受けている。

 そもそも村井正直先生がわらしべ学園と命名されたのは、重度の身体障害をもつ子供たちの発達・成長をおとぎ話である今昔物語集の“わらしべ長者”に擬え、願望したからである。寝たきりの子が療育を通じて座ることや立つこと、歩くことを可能にし、自立への願いを込めたという。そういった経過を経て食事ができるようになったり、排せつができるようになることが彼らにとっての長者(宝物)と考えたからである。その後も村井先生の歩みは留まらず、利用者の積極的なモチベーションを引き出す柔道療育や乗馬療育、流木造形や手打ちそばの開店等挑戦は続く。このようなものを実践するため、北海道でも法人を立ち上げ、1994年にハンガリー国で国賓として招かれた高円宮両殿下を1996年(平成8年)10月に浦河わらしべ園開所式にお迎えすることができた。1999年9月には、第3回国際ペトゥ学会を浦河町で開催し、名誉総裁として再度高円宮両殿下をお迎えした。

 私たちは、チャレンジすることの必要性を常に意識してきた。利用者が自らの個性を発揮しながら力強く地域社会の中で生きることを支援していくということを法人理念とし、地域社会と共に歩む法人でなければならない。それが、わたしたちの目指すものであり、地域社会に果たす役割であると考えるからである。

2016年2月20日
社会福祉法人わらしべ会
理事長 丸山正雄

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