2022年8月22日
『(ほぼ)毎日ぐるほ』No.61
【世話人のきほんの「き」~ (全国グループホームスタッフネットワーク著)より】
「情報提供やアドバイスが必要な場面も、あくまでも選択肢の一つを提示するだけ。その方法を押し付けるものではありません。」
「命令ではなく提案で。」
【世話人のためのグループホーム援助のポイント (Sプランニング 著)より】
「生活のルールを決めたりしないようにしましょう。入居者自身が自分で自分の生活を考えてどうすればいいか決めるように促しましょう。少し待つことも必要です。誰が掃除をするのでしょうかと問いかけ、してもらうのではなく、自分の考えでするという主体の意味を分かりやすく伝えてみてください。」
書かれている内容が、今日の日誌を読んでいたら、まさに、現場で実践されていました。
「いよいよペットボトルがテーブルを占領してきている。“もう食事のスペースがなくなってきますよ” 笑っている場合ではないが笑ってごまかされる。18:00夕食出し。ペットボトル7本ラベル取って処理されている。」
「スマホの修理についてお話を伺う。…背面がヒビ割れているが操作には問題なさそう。修理すると入院もするかもしれないしお金も高いと思うのでカバーを買ってつけてはどうですか。」
なんでもやってしまうのではなく、距離感と、提案でうまく寄り添っています。
本の中では、「全ての人間関係のポイント、それは「距離」です。世話人と入居者の関係でもそうです。」と、世話人と入居者の距離感についても記載がありました。
グループホームの業務は、特に入居者の人生に深く踏み込むことを求められる職業です。
さらに、入居者の日々の生活に単独で向き合うことが多いので、こういった意識もしっかりもっておく事が大切ですね。